● 「未来教育研究所紀要」第3集には、本研究所が実施した平成25年度研究助成事業の研究成果報告を11編収録しております。 ●研究助成事業は、本研究所における最重要の公益事業として、平成23年度より毎年継続して行っているものです。第3回となる「平成25年度未来教育研究所研究助成」には、全国から24編の提案が寄せられました。「未来教育研究所紀要」第3集に収録されているのは、その中から採択されたグループ研究2編、個人研究9編の研究成果報告書です。 ● 研究助成対象となった研究内容は、以下の11編です。 (1)日本の未来を切り拓く学校教育のあり方と提言 (2)私立学校におけるインクルーシブな特別支援教育のシステム開発に関する実証的研究 (3)インクルージョン教育の視点に立った幼稚園児への生活語彙指導に関するプログラム    (4)高等学校における教師と生徒および保護者間での意思共有と生徒指導の連携を円滑に行うための 「学級新聞」活用法について (5)KYTによる学習と効果的な指導を関連付けた安全教育プログラム (6)中高大連携事業と中学生および高校生の進路意識に関する調査及び研究 (7)共通教科情報における問題解決力を養う情報モラル教材の開発と授業設計 (8)高大接続に関する制度改革の意義 (9)高等学校教員用特別支援教育マニュアルの作成 (10)高等学校における特別な支援を要する生徒への進路保障 (11)英文誌「Journal of Chemical Education」に報告された実験・教材の高校化学習への導入 ● 教材や教育モデルの開発がなされている研究も多数あり、11編の研究成果の教育現場への活用が大いに期待されます。